コロナ禍が始まってから、2年経とうとしている。
新型コロナウィルスが発生するまでは、感染症というと、どこか過去の歴史上の出来事と捉え、あまり自分が生きる時代には、関係のないものだと思っていた。
感染症と戦争
厚生労働省が発信している感染症の歴史を見てみた。
古代エジプトのミイラから見付かった天然痘、中世ヨーロッパで沢山の死者を出したペスト、世界中で大流行したスペイン風邪など、人類は昔から、いくつもの感染症に苦しめられてきた。
そして、歴史に確実に残るであろう、新型コロナウィルス。
コロナ禍だけでも大変なのに、今度は戦争が始まった。
ロシアがウクライナを侵攻したのだ。
第二次世界大戦以降、今の日本人には、戦争といっても、昔の出来事で、真逆、自分達が生きている時代に、近くの国で、また、戦争が起こるなんて考えていなかっただろう。
日本は、平和主義を掲げ、戦争は二度としないと憲法で決めている。
そんなこともあってか、平和は当たり前のことで、感染症や戦争なんて、昔のことで、自分が生きている時代には絶対にないだろうと決めつけていた。
平和が当たり前…、その考え自体が間違っていたと最近になって気付いた。
何不自由しない生活、それは、当たり前のことではなかったんだ。
ロシアとウクライナ戦争はなぜ起こったのだろう?
二十一世紀になる今、なぜ、ロシアは、命が沢山亡くなる戦争をわざわざするのだろう?と疑問に思っていた。
テレ東BIZ 「ロシアの論理」というYouTubeで、ロシア側からの見解をわかりやすく解説してくれていた。
このYouTubeを見て、今までのロシアの歴史を紐解くと、その原因が見えてきた。
第二次世界大戦で日本では300万人の人が亡くなった。
それを大きく上回り、第二次世界大戦でソ連だった今のロシアは、2700万人もの人々が亡くなっているというのだ。
ドイツとソ連の戦いの独ソ戦で、沢山の人々の命が亡くなった。
他にもソ連(現在のロシア)は、歴史の中で、様々な国から侵略されそうになる。
そんなトラウマから、緩衝国である自分の味方だと思っていたウクライナがNATOに入ることは、また、どこかの国に侵略されるかもしれないという恐怖もあったのだろう。
アメリカとヨーロッパの同盟であるNATOが、これ以上、東側に拡がりを見せたら、ロシアの味方はドンドン減ってしまい、立場が弱くなるのを懸念したのではないか。
だから、ロシアは、自分の国を守るために、戦争したのだ。
歴史は繰り返す
今回のコロナ禍といい、ウクライナの戦争といい、昔、人々を散々苦しめてきた、感染症と戦争が再び、世界中の人々を苦しめようとしている。
ただ、今起こっていることだけを見れば、なぜかわからないことも、歴史を辿っていくと読み解くことが出来ると共に、歴史は繰り返すというのは、本当なんだなとつくづく今回のことで気付かされた。
そして、平和ボケしてる今の考えを改めて、色々なことを考え直すきっかけにもなった。
何か起こるには、必ず、原因がある。それを知るためにも歴史を学ぶことは必要だと感じた。
まとめ
今回は、コロナ禍とウクライナの戦争から、感じたことを書いてみました。
世界中が平和になることを心からお祈りします。